fallows

ゲーム好き。 乙女もBLも一般も色々やります。(積みますが←) 基本主人公大好き。

鏡界の白雪③【組島壊音】

※ネタバレ苦手な方はご注意下さい。
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組島 壊音:20「破壊衝動を持つ男」

ましろちゃんが鏡展の時に好きだと言っていたステンドグラス作家ですね。
同じ大学だったことも判明し、彼のアトリエも偶然発見したことにより時折二人で会う時間が生まれます。
前の二人は無意識に押してくるタイプでしたが壊音くんはましろちゃんの方から押していきます。ファンなのでアトリエの作品を見せてもらう為に好きなアイスを差し入れしてみたり、花火にもましろちゃんから誘ってみたり。壊音くんは消極的というか、壁を作って必要以上に人を寄せ付けないようにしてるよう。現実の彼も鏡界の彼も同じように苦悩していて、けれど鏡界の彼の方が少しだけ感情のままで抑えがきいてないようです。 胸に噛み付くとは……

二人の距離が可愛らしい。
雨に濡れてアトリエに訪れたましろちゃんが寒くないように近くに座るんです。体には触れてません。
前の二人がね……(笑)

ステンドグラス作家なので、関連のイベント事もありますが(体験教室だとか雑誌の取材だとか)大学で偶然会ったり、こちらでは壊音くんの友人兼仕事仲間(記者)である古来綴くんが出てくるので、彼らとあたるちゃんと4人で映画鑑賞会したりとか。

なんか、ちゃんと友達してるなあと。

ただもうこの時点でましろちゃんは好きだとほぼ自覚していて、それを壊音くんには知られています。鏡界の彼が俺のこと好きなんだろうと言ったので。乱暴な言い方ではあったけれど白雪に拒絶されたことに傷付いた様子だったので現実の彼も合わせて見ていると「好かれているし自分も好きだけれどどうしたらいいかわからない」ように見えます。鏡界の彼は衝動に身を任せている状態だと思うので「白雪に優しくしたいけど優しくできない、だから近付くな」みたいな。

……もう、両想いだと思う。


可愛らしいイベントが続く中、壊音くんの方は段々衝動が理由もなく突然沸き上がるようになってきて、ましろちゃんが心配する中、少しずつ距離を取るようになっていきます。
看病イベントで衝動が起きてしまって傷つけたくないのに、このままだと……って感じで激しくなる衝動を自分の作品を壊すことでなんとかしていたのですが……ましろちゃんが彼を受け入れると決めたのに、壊音くんの方は一番大事にしていたましろちゃんの為に作っていたピアスを壊してしまったことで、一気に「狂気」に引摺りこまれてしまいました。

言葉ではっきりと表現されてなかったように思うのですが、壊音くんがここで倒れてしまったのは、彼が壊れてしまったからなんですよね?だから鏡界も壊れはじめてしまって、助けるには鏡界に行くしかないと。

壊れた鏡界で彼と一緒に逃げることを決めて、女王と対面し、ここでエンディング分岐でした。

壊音くんはどっちのエンディングでもある意味幸せかなーと。
純愛エンドは「狂気」は二人で乗り越えていこうとなって二人三脚状態。ピアスの代わりが指輪とはこれ如何に……!
鏡界エンドは女王が解放され、入れ替わりで閉じ込められるのですが、二人っきりでしかも彼は完全甘やかし状態。堕ちていくことを思えばどうなのとは思いつつも、あった筈の彼の「狂気」はなりを潜めていて……私、こういうエンド好きでして……!


ましろちゃんとどうぞお幸せに……!


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壊音くんの破壊衝動は父親に殴られていたことが起因のようです。けれどもステンドグラスを与えてくれたのもその父親で。こうなってくると父親もその父親から暴力を受けていたのかなと。
父親がステンドグラス体験教室に連れていったのは壊音くんにほんの少しでも見える形で愛情を示したかったと。自身の今を思うと、壊音くんは父親を完全に憎めないんでしょう。だからこそ葛藤していたように思います。父親を憎むなら全て壊してしまえばいいですし。

ましろちゃんとステンドグラスあってよかったね……!

鏡界の白雪②【墨府刺君】

※ネタバレ苦手な方はご注意下さい
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墨府刺君:22「痛みを知らない男」

彫り師の青年。
見た目とか鏡とか醸し出す雰囲気をみると結構クールなのかなと思っていたのですが(尖ってるから)、余裕のある穏やかな雰囲気を持った人です。そしてよく道端で倒れてる人。

左慈くんの時にも思いましたが、やはりぽんぽんと日付が変わっていきます。一応一個一個のイベント事は終わってから次、ではあるんですが、やっぱり気になるなあと。

あと左慈くんは無意識っぽかったですし、刺君さんは刺君さんでボディタッチ多め。二人とも出会ったばかりのましろちゃんに一気に距離詰めてきてる。
ただ刺君さんは本気なのか計算なのかわからないです。女慣れしていて、自然です。ましろちゃんもそんな刺君さんに冗談なのか本気なのか掴みきれなくてどぎまぎして気になっているように見えます。
だって出会って数日の女の子に泊まることを勧めるとは……ましろパパ怒りますよ?←

泊まることを渋っていると(いや、ぐいぐい押してくるのでね)今度は看板娘。いてくれたら倒れても安心。……いや、いやいや。
私もそれ冗談なのか本気なのかわかりません。押すけれど、しつこさはなく、さらーっと流して振る舞うので、通ればラッキーぐらいなんでしょうか。
この段階では刺君さんが恋愛対象として気になっているのか、彫り師として対象にしているのか図りかねます。すごくスマートに花火大会誘うし。(先に約束入れようとしていた女性の約束蹴ってましろちゃんとの約束取り付けるとは!)
でもすごい彫りたくなる肌をしている感を出す。でも前のイベントで彼女にするなら彫りたいと思うような子がいいなってなことを言っていて……もどかしいさが楽しい(笑)


割りとルート序盤で「よく倒れてる」理由が判明します。まー仕様がないのか……どうも「怖い人」達にやられてるらしい。はっきりと言葉で言われてはいないですが、ましろちゃんがお店に出入りするようになってそういったことは避けているようだとのことで。「痛み」を求めている訳ですし自分から怪我しにいってるんでしょうね。
中盤ぐらいで、ましろちゃんが耐えきれず交番組二人に相談したところでどうも歓楽街で喧嘩をふっかけている男がいるらしく、彼が刺君さんに似ていると。
確かめてみたら、その通りではあったけれど痛みを与えられるばかりではなく与えることも望んでいたようで。そんな彼を心配したましろちゃんは鏡に相談して鏡が提案した「彼が与える痛みを背負うことで彼に痛みを与える」ことを受け入れてしまいます。 拒否されたりとかもあったのに。


この辺りで刺君さんの女の子の扱い方は「ナチュラル」なんだとわかりました。ましろちゃんに好かれてる自覚なかったんだ、と。端からみたらあてられてるだろこれレベルのことしてるのに。
あ、バイト先のくだり好きです←

好きだとましろちゃんから告白し、喧嘩を止めようとした彼女が傷を負ったことをきっかけに刺君さんは「痛み」を取り戻し、そして「痛み」により依存していくと。かわりにましろちゃんに痛みを与えながら。

ラスト、切なくなりました。
バッドエンドとして亡くなってしまうエンドもあって。刺君さんは現実と鏡界と差があまり激しくはなかったように思うので(鏡界の彼も素直で痛みには囚われていたけれど白雪を大事にしてました)、余計エンドが際立っていたように思います。
純愛エンドは問題を全て乗り越えた、これからに希望が持てる幸せなエンドで。鏡界エンドは「噛む」ことで一気に狂気に堕ちていった気がします。

最初の印象よりも好きになりました!途中の過程がにやにやしてしまうシーンが結構ありましたし!
医師免許持ってるとか実は高スペックなのびっくりでした。色々なところのギャップが良かったです(笑)


あと左慈を最後辺りにした方がいい理由がわかりました。刺君ルートでは女王が女王として出てこないですし、その目的も判明しません。女王出てきませんから。
だから公式で推奨されている流れは真相により近い話の流れになっている人が後の方になっているんじゃないでしょうか。あくまで勝手な想像ではありますが……。

なので世裏さんは最後の方に取っておくことにします!もう今さら順番関係ない!(笑)

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こっちの交番組のイベント良かったです。アイスイベント美味しい。世裏さんが二人のお子様の面倒みてる……!

鏡界の白雪①【欠屋左慈】

※ネタバレ苦手な方はご注意下さい。
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欠屋左慈:18「愛を知らない男」

ホストの男の子。年下です。
可愛らしい感じでましろちゃんに甘えてきます。幼い弟のような感じでしょうか。実際に右愛(うめ)と言う公務員の兄がいて、だからこそ甘え上手なのかも。こう、なんでも許してしまいかねないような小悪魔感(笑)

一人で居ることが耐え難く、兄が帰ってくるまで同伴の女の子や最初の方はなりゆき?でましろちゃんにも軽く「抱き枕」になってもらうことをお願いしてしまう子です。
でも、それきっかけで意識し始め……たのかなあと。

ただ私は弟感が強すぎて……髪な跳ねてるのも原因だと思う←
ペットとまではいかないけれど、可愛らしい年下の男の子という感じで。ましろちゃんも子犬みたいと思ったようですし。

ただましろちゃん自身に向けられるものは悪意がなく、すべて好意で成り立っていて、当人にしてみれば悪い気はしないと思う。もちろん嫉妬やらなんやらでヒロイン通しての他者への悪意は見えたりもするのですが。そこはましろちゃんが優しく戒めるので大丈夫。

最初の方はぶつ切り感というか、日付がころころ変わる?感じについてけなくて、あんまり入り込めなかったんですが、距離近くなって鏡界のことが少し見えてくる辺りから、二人の置かれてる状況がある程度わかってきて良かったと思います。

多分入り込めない具合は自分の好みの部分もある気がします。それとも公式で推奨攻略順が最後の方なのは説明が少ないからだったりして。邪推してしまう……。

すべてのエンドを見た上で、ラストへの盛り上がり方はすごく好みでした。ましろちゃんの左慈くんへの想い方が、左慈くんが幸せなら自分すら犠牲にする決意をするけれど、でも本当は自分が幸せにしてあげたいって。左慈くんもましろちゃんが居てくれるなら寂しさも受け入れて耐えてみせると「狂気」を受け入れる覚悟をします。 純愛エンド良かったです!

左慈くんは女の子に対して普通でないことも普通にしてみせたり思わせぶりなとこもあるので (周りは彼のそんな性格をわかって戸惑いながらもそういうことねと受け入れてる)
この辺りではましろちゃんのこと好きなんだなと言うのが以前に比べてダイレクトに伝わってくるので良かったかなとは思います。

ただ、ごめんなさい、あんまり印象には残らなかったです。「抱き枕」の印象が強すぎます(笑)
けれど抱き枕状態のスチルが鏡界エンドにしかなくてちょっと残念でした。現実でも折角だからあったら良かったなーと。

あとキャラ選択すると、他キャラがあまり介入してこないのでちょっと残念でした。当然と言えば当然なんですが、わいわいやってるの好きなので……。


あ、あとクリア時に虚・眞記の隠しルートが解放されました。左慈くんクリアが条件なのか、一人クリアすると自動的に解放されるのか……。


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寂しさを埋めるために「抱き枕」を求めた要因として、父親に依存気味だった母親が離婚によって、その原因をすべて左慈に押し付けたことで「いないもの」として扱われていたことが原因のようですが……これを知るのと知らないのでは「抱き枕」の印象が大分変わってくる気がします。
そんなに簡単に話せるような内容ではないけれど、もう少し早めに知れたら良かったかなーと。