鏡界の白雪⑥【善野世裏】
※ネタバレ苦手な方はご注意下さい。
善野世裏:30「裏切ることしか出来ない男」
交番勤務の警察官。
いよいよ本命の一人です。
よりさんルートは、大人だなーと思いました。スマートですね。刺君さんとかとは違うスマートさ。年の離れた女の子だからとかもあると思うけれど、ましろちゃんがその場に居やすいように気を遣ってくれています。
でもたまに子供っぽい時もあります。酔っ払った時だとか。
私は、親友のあたるちゃんに連れてかれてしまった合コンでよりさんとばったり会ってしまって、その後の「お持ち帰り」の部分すっごい好きです。よしきた、ってよりさんの声なんなの!好き!(笑)
ただ、鏡の中の彼との相違は一番わかりにくいかなーと。「狂気」ではない気がするけれども、関係を築いた上で「裏切ることしかできない」のであれば、それも一種の狂気だとも思います。
ただでさえ怖いこと起こってるのに、この先のましろちゃんに何が起こるのかすっごい怖いです。
「やっぱり可愛いなあ」というあの人の声が聞こえた時は笑ってしまったけれど。ストーカーこいつかって(笑)
でももしかしたら違うかもしれないけれど(笑)
よりさんのルートでは警官仲間である猪狩さんや王崎さんが結構出てきます。よりさん自身がどちらかといえば「女王側」で、救おうともしているけれど白雪をはめようとしています。王崎さんはその関係でよりさんの前にもましろちゃんの前にも現れますが、どうも主導権がこちらにないような雰囲気で。
なんていうか、よりさんも女王側に居ながら他の皆と同じで葛藤してるよなーというのが何だかんだ感じられます。うまく誤魔化せばいいのに、と思う場面でもましろちゃんにそれいっちゃうんだ、と思いましたし。鏡界の彼もですけど、踏み込みつつもどこか遠ざけようとしているように思います。
ストーカーに殺されるエンドありますからね……ちゃんと守って欲しい←
でもストーカー騒動があって、決めたんでしょうね。ましろちゃんのことが大事だから。
ただその結末がなんだか悲しかった。なんとなく感じてはいたけれども。
結局みんな潜在的に狂気を秘めていて、巻き込まれた人たちはそれを無理矢理引き出されてるだけで。いい人だった筈なのに。
よりさんのルートではそのショックに重ねるように怒濤の流れで鏡界へ連れていかれてしまって選択を迫られます。
罪か罰か。
罪を選べば純愛エンド。
こちらのエンドが好き。鏡界の彼のことは少し物悲しさもあるけれど、どちらも幸せなのはやはりこちらだと思う。
ましろちゃんが居れば、よりさんは乗り越えられると思う。
罰を選べば鏡界エンド。
永遠に君を裏切り続けるよと囁く彼は、彼自身がましろちゃんを手放したくなくなったんだろうなとか思ってしまう。あの状況できっと彼は消えたくない、一緒にいたいと思ってしまったのでは。これも一つの愛の形かなと。でも現実のよりさんを思うと……。
よりさんは、他のルートよりも鏡界の関わりが強くシナリオに出ていたので、ぶつ切り感をあまり感じず楽しめたかなと思います。
あとそれもあってか、エンドではなくその前に二人が恋人になるので他よりも甘い時間が少し多かったのは良かったかなと。
ちょっと欲目はありますが。
前回が合わなかった分、こっちで持ち直せて良かった←
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裏切られたことに対する自分のトラウマが相手を「裏切ることしかできない」なんて、悲しすぎて。でもましろちゃんが居れば大丈夫と本当に思わせてくれたので良かったです。
いつか猪狩さんともきちんと話ができたらいいな。